症状別:育毛剤の種類と効果
市販されている育毛剤は作用する効果によって大きく下記の5つに分類できます。
多くの育毛剤が複数、あるいは全て効果を併せ持っていますが、特に重点をおいている作用というものがあります。
- 男性型脱毛症(AGA)に!「男性ホルモン抑制タイプ」
- 肩こり・首こり、冷え性に方に!「血行促進タイプ」
- 食生活が乱れがちに方に!「毛母細胞活性(栄養補給)タイプ」
- 脂性の方に!「皮脂分泌抑制タイプ」
- .乾燥肌、頭皮の弱っている方に!「頭皮保湿タイプ」
薄毛を引き起こしている原因は様々ですので、自分の今の症状にあった育毛剤を選ぶことで育毛剤の効果は格段にあがります。
ここでは作用別に5つの育毛剤の種類とその効果をご紹介しますので自分の薄毛の原因を特定した上で、その症状にあったタイプの育毛剤を選び方をしましょう。
1.男性ホルモン抑制タイプ
薄毛の95%を占めると言われる男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンの影響と考えられています。男性ホルモンに含まれるテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合してジヒドロテストステロン(DHT)という発毛抑制物質を生成します。男性ホルモン抑制タイプの育毛剤は5αリダクターゼの働きを抑制することでジヒドロテストステロン(DHT)を生成を抑制するというものです。
このタイプの育毛剤に含まれる代表的な成分が「フィナステリド」であり、フィナステリドを主成分とするプロペシアは男性型脱毛症(AGA)に効果的な育毛剤といえます。
2.血行促進タイプ
頭皮を柔らかくし、毛細血管の拡張作用によって血行を良くし、発毛を促すタイプの育毛剤です。毛細血管が広がると毛乳頭が十分に酸素・養分を吸収できるため、髪の毛を作り出す毛母細胞の働きも活発になります。市販の育毛剤はほぼこのタイプの作用を少なからずもっています。
このタイプの育毛剤に含まれる代表的な成分が「ミノキシジル」です。ミノキシジルを主成分とする育毛剤はリアップなどです。肩こり・首こりがひどい方や冷え性の方に効果的な育毛剤のタイプです。
3.毛母細胞活性(栄養補給)タイプ
髪の毛は毛母細胞の分裂によって生成されますが、この分裂を活発に行うためには、ビタミン、亜鉛、システインなどの養分が不可欠です。毛母細胞活性(栄養補給)タイプの育毛剤はこれらの栄養を直接頭皮に補給することで毛母細胞の分裂を活性化させ、強く健康は髪の毛を作るものです。
このタイプは育毛剤以外にも育毛シャンプー・育毛サプリメントのものがあり、育毛初心者にも比較的入りやすいタイプです。食事が不規則であったりバランスが悪かったりする方におすすめですね。
4.皮脂分泌抑制タイプ
頭皮から過剰に皮脂が分泌されるとフケとなって毛穴を塞ぎ毛髪の成長を阻害します。またそのまま放置すれば炎症を引き起こし、脂漏性脱毛症の原因にもなります。皮脂分泌抑制タイプの育毛剤は、余分な皮脂の分泌を抑制し、頭皮環境を清潔に保つことで育毛を促すタイプの育毛剤です。
最近だとこのタイプの育毛シャンプーもたくさん発売されていますね。スカルプDなどはその代表格といえます。脂性の方には特に効果的なタイプです。
5.頭皮保湿タイプ
頭皮が乾燥するとフケが出やすくなり、毛穴をふさいで毛髪の成長を阻害します。細菌繁殖によって毛根が炎症すると粃糠性(ひこう性)脱毛症を起すことになります。頭皮保湿タイプは、イチョウ葉エキス・海藻エキスを配合することで頭皮の乾燥を防ぎ、正常な育毛を促すタイプの育毛剤です。
もちろん男性用育毛剤にもありますが、どちらかというと女性用育毛剤・女性用育毛剤シャンプーに配合されていることが多いかもしれませんね。このタイプは、乾燥肌の方や、パーマ・カラーリングで頭皮が弱っている方におすすめですね。