薄毛と花粉症 〜育毛剤の効果を半減させる!〜
春先になると鬱陶しいアイツがやってきますね。そう、「花粉」です。
僕はもう十数年花粉症と付き合ってきています。重度というわけではないのですが、それでも目が痒くなって鼻水がダラダラと流れ落ちます。ひどい時は頭もボーっとして仕事にも支障をきたすので、非常に鬱陶しい存在です。
そんな花粉ですが、今年からさらに厄介な存在になりました。なんと「花粉症は薄毛になりやすい頭皮環境を作る」のです。花粉症が薄毛の関係があるというのはあまり知られていないので、ビックリされた方も多いのではないでしょうか。
昨今は花粉症の方も決して少なくないので、ここで花粉症と薄毛の関係と、その対応策について解説をしたいと思います。花粉症の方は必読です!
花粉症の原因
花粉症とは一種のアレルギー反応の一種です。人間の体にはウイルスなどの外敵から身を守る免疫機能があります。通常は有害な物質にのみ、この免疫機能が働くのですが、ストレスなどの要因によって免疫機能バランスが崩れると、無害な物質にも免疫機能が働きアレルギー反応が現れることがあります。花粉症はスギ、ヒノキなどの花粉にアレルギー反応を起こす症状です。
花粉症は主に鼻・目の粘膜で起こるアレルギー疾患のため、症状としては、目のかゆみ・充血、まぶたの腫れ、鼻水、くしゃみ、咳などです。症状のタイプや程度によっては、肌の痒みやむくみなども引き起こし、これが薄毛を引き起こす原因になります。
花粉症の薄毛への影響
頭皮も肌の一部ですので、痒みやむくみの症状がでることがあります。これらの症状によって、次のような薄毛の原因を作り出します。
- 血行不良による栄養不足。
- 痒みによって頭皮を傷つける。
- 毛穴に詰まった汚れが落ちにくい。
- 育毛剤の浸透力を低下させる。
「むくみ」は血管を圧迫しますので、頭皮の血行不良の状態を作ります。毛根への栄養・酸素供給が不足しがちになるので、発毛不良を起こし薄毛になりやすくなります。
無意識のうちに頭皮を掻きむしり傷つけてしまうことがあります。頭皮が傷つくと炎症などを起し脱毛しやすくなります。
むくんでしまった頭皮は毛穴につまった皮脂や汚れが落ちにくくなります。毛穴の汚れは「脂漏性脱毛症」や「粃糠性(ひこう性)脱毛症」の原因になります。
直接的な薄毛の原因ではないですが、頭皮がむくむと育毛剤の浸透を妨げることになります。効果的な育毛剤の使い方をしていても、効果は半減します。
効果的な育毛剤の使い方をするための花粉対策
せっかく効果的な育毛剤の使い方をしても、何も花粉症対策をしなければその効果は半減します。花粉症がなるべく薄毛に影響しないようするためには、次のような対策が有効です。
- 毎日しっかり正しい方法でシャンプーをする。
- 外出時は帽子をかぶる。
- ビタミンCを摂取する。
頭皮に花粉が付着しているとその症状が顕著に出てしまいます。毎日正しいシャンプーの仕方でしっかり花粉を洗い流しましょう。その際に頭皮マッサージを行うとより効果的です。育毛剤の浸透力も高まりますので、一番薄毛予防には効果的です。
頭皮に花粉が付着するのを防ぐためです。通勤の場合は難しいかもしれませんが、プライベートな外出時にはかなり症状が和らいでいるはずです。ただし、マスクに帽子を被っていると、場合によっては非常に怪しい風貌になるので注意してください。
ビタミンCにはアレルギー反応を抑える作用があるとされています。髪の毛をつくるのに必要なビタミンEの吸収を助ける働きもあるのでおすすめです。
花粉症は自分にまったく非がないのに、薄毛まで促進させてしまうなんて悔しい限りですね。
しかし、しっかりと対策をとれば効果的な育毛剤の使い方を維持することもできます。ちょっとの期間だけ我慢して、効果的な育毛対策を行っていきましょう!